地球の皆さんこんにちは。Do@ほんまげです。
今日は気取った書き出しから完璧にバカなオチへと落下する記事を書こうかと思います。前半があんまりにも堅苦しい場合はそのへんスッ飛ばして下さいませ。
インターネットスラング(インターネット上で使われる俗語)的比喩表現に、「○○涙目」というのがあります。
多分「○○が涙目になっている」といった文章が省略されたのでしょう。
これは人が何か悔しい目に遭ったり悲しい目に遭ったりして涙目になった状態の比喩で、○○の部分には悔しい目や悲しい目に遭う主体が入ります。悔しさと悲しさは本来別物ですが、「涙目になるネガティヴ感情という意味では同じもの」ということで、そのどちらにも使える表現のようです。
ただし、喜びや感動などポジティヴな感情で涙目になる状態を意味する場合はこうした省略はされず、本来の日本語である「~で涙目になる」を使うようです。
元は涙目になる人間が表現の対象でしたが、現在では使用範囲が広がって涙目どころか目すら持たない非生物も主体となり得ます。
その意味は「○○が悔しさor悲しさで涙目になっている」という事ですが、この言葉にはそれに加えて二つの機能があるように思われます。
それは本来○○が隠しておきたい涙目になっている状態、涙目になってしまうような感情を抱いている事実を白日の下に晒してしまう”告発者としての機能”と、発言者が「○○涙目」と発言することによって、○○が実際に涙目になるような感情を抱いていようが抱いていまいが強制的に○○を被害者に仕立て上げてしまう”デマゴーグとしての機能”にあります。
告発もデマも、他に情報が無ければ区別出来ないという意味では同じものなので、これらの機能は二つで一つと考えて良いでしょう。
発言者が○○の感情を推測し、その感情を上手く指摘してみせる所にこの表現の面白さがあるようです。
例:高速道路無料化でフェリー涙目(高速道路が無料化し、ほとんどの人が高速道路を使うようになったのでフェリーを使用する人が激減した→フェリーは使われなくて悲しいor悔しい→フェリーが涙目になる)
この場合、非生物が主体となっているのではなく、非生物の背後に存在する所有者、もしくは関係者が涙目になるような感情を抱いている・・・ということの比喩に使われているという解釈も成り立ちます。
例:高速道路無料化でフェリー涙目(高速道路が無料化し、ほとんどの人が高速道路を使うようになったのでフェリーを使用する人が激減した→フェリーに関連した職業の人間が、仕事が減り収入が減る→フェリー関係者が涙目になる)
・・・といった具合にです。
インターネットスラングには結構簡単に死語になりそうなものが多いのですが、この「涙目」比喩は人間の感情とそれに対応する表出(涙目)の関係を上手く見抜いて面白いと思います。
また、この言葉には「○○が涙目になるような状況になってざまあないな」とか、「涙目になる状況で可愛そうだねえ」といった発言者の感情が込められている事が非常に多く、悪意があるにせよないにせよ、ほとんどの場合これは相手を笑う時に使う言葉です。
Q、・・・なんですかこのお言葉講座?
A、スミマセン。一応前もって解説しておかないと分からない人は分からないかなぁ・・・とか余計な気を回しまして。いやね、涙目ってネットスラングだよなーと思って。
「オリンピック東京落選で石原サン涙目wwwww」
そう、これが言いたかっただけです。(笑)
石原さんのファンはすいませんね。いやー、普段は決然たる愛国漢を気取ってるあのじいさまがうろたえて涙目になってる姿は実に面白かった。
マジで涙目になってる自分以外の人間を久々に見ましたよ。
「俺子供の頃さ、東京オリンピック見たんだけどスゴかったぜ、国の勢いを感じたし、あれで日本の国力は跳ね上がったんだよ。だからまたオリンピックやって高度成長しようぜ!ALWAYS二回目のオリンピック!!」
としか聞こえない石原都知事の主張は現実誤認も甚だしいし、懐古主義で政治してるなんて気楽なもんだなと思っていたオイラには実に痛快なニュースでしたよ。
しかも「皆東京を褒めてくれてたのに気付いたら投票で負けてた。その辺の力学を今後勉強しないと」みたいな負け惜しみ言っちゃって、恥ずかしいったらない。それは一般人が言うんなら仕方ないけど、国とか政治とか云々する奴が何言ってるんだよ・・・。「その力学をアナタは今まで勉強してなかったの!?ウソー!?」っていう話。そういう力学こそが政治の専門分野の一角じゃない。
IOCは日本のお友達じゃあないんだよ?「良いって言ってたのに」とか子供じゃあるまいしさぁ・・・。「一緒に走ろうねって言ってたのにおいてかれた」とプロのマラソン選手が愚痴ってるような違和感だよ。
いやまあ、あのじいさんだってその程度は分かってるだろうけどね。それなのにあんな言い訳が出たって事は、よっぽど悔しかったんだろう。仕方ないっちゃ仕方ないね。
うはwwwテラワロスwwwwwwwww でもさ、あの招致活動に使った無駄金はあのじいさまの妄想の為に使われた税金なわけだよね?オイラはあんまし関係ないので別に構わないけど、都民とマスコミは文句言わなくていいのかね?結構な金使ったんじゃ~ないの?こういう時はマスコミってあんま文句言わないんだよね。
冗長補足:オリンピックについて
オリンピック日本にカモン!と思ってた人は不快になったかもしれんですが、そこは見解の違いという事でどうか大目に見ていただきたい。
でもさ、これって当然だと思うんだよね。日本人にとって日本は唯一無二のスゲー国だけど、世界の大半の人間にとっちゃあ「極東の島国」でしかない。リオデジャネイロと聞いて「ああ、カーニバルか」とか「サッカーか」と大半の日本人は短絡的に思う。
同じように、リオの人はTokyoと聞いて「ああ、サムライか」と思っているんじゃないかなと思う。「ホンダか」とか。
「電気製品の質がいい」「金がある」「サムライ」「ニンジャ」「Hotaku」
多分世界の日本に対するイメージなんてのはこの程度のキーワードで全部表現されかねない程適当でどうでもいいものだと思う。生活に絡んで来ない世界がいかにどうでもいいものか、少し自分の身に置き換えてみれば容易に想像が付くだろう。
そんなマイナーな国で、2回目のオリンピックをやるなんて言われたら、「初開催のトコの方が公平だし話題性もあるしいいよ」と思うのはごくアタリマエの反応だと思うのだ。
一言で言えば、イベント性がない。スポーツの祭りイベントがオリンピックなのに、イベント性のないトコでやっても仕方ない。
そんでも日本にとってスゲー最高に得なら必死に招致活動すればいいんだけれど、その辺の「お得さ」も良く分からない。
石原さんの妄想は勘違いとして除外するとして、オイラは以前も書いたように東京でオリンピックやる意味は経済効果意外にほとんどないと思う。その経済効果だって短期的なものだろうとしか思えない。
現在の経済の問題ってのは、将来に対する見通しの余りの暗さ、労使システムの老朽化、市場における絶対的なパイの不足等々色々あるだろうけれど、一時的な公共事業ではないだろう。
そもそも、オイラは日本でオリンピックを開催した場合の経済効果を数字で見せられた覚えがない。「すごいよ!」で説得力があるのはマサルさんだけだ。国内の人間を説得する気すらないのにどうやって他国の人間を説得できるのだろう?
となると、結論が「結局うるせーだけだから来んな」になる。
ちなみに、オイラがほのめかしではなく、こんだけアカラサマに人の不幸をあげつらうような内容を書くのは結構珍しい。「w」も使うと文章がダれるので好きじゃないんだけど、今回は特別。それだけオイラは石原さんが嫌いって事。つまりこの記事にはかなりのバイアスがかかってるんで注意してね。